会社を活用したキャリア形成について
2022/07/30
こんにちは!
大阪府淀川区を拠点に活動している、
キャリアカウンセラーの小坂です(^-^)
先日、仕事の関係で
つくばにある産総研の研究施設まで出張に行ってきました。
現在私は、
キャリアカウンセラーとメーカーの研究開発職という
2つの仕事をしているのですが、
今回はもう一つの仕事である、
メーカー研究開発職の方のお仕事です。
産総研というと、日本最大の研究機関であり、
日本の産業界の発展を技術面から支えている機関です。
産総研で働く研究員は約2000名いますが、
当然博士ですし、国家公務員1種という
エリート集団です!
そんな高いレベルの研究機関にある実験設備などを
今回見学させていただきました。
施設内には、
ありとあらゆる評価機器・測定装置が設置されており、
およそここで評価できないものはないだろうと思える
くらいでした。
なかでも私が驚いたのは、
測定装置どうしを組み合わせて、
新たな評価方法を開発している点でした。
さらには、測定データの解析技術を駆使して
材料の劣化予測や物性変化のリアルタイムマッピングの
研究開発もされていました。
このような研究は、
測定手法の原理原則や材料物性の深い理解、
高いインフォマティクスの技術がなければ
とうてい成し遂げられるものではありません。
最先端の研究環境に触れることができ、
一研究者として、非常に刺激を受けました。
今回、産総研を訪問できる機会を得られたのは、
上司からの働きかけにより、
会社と産総研との関係性が構築できたからです。
いい機会を作っていただけた
会社や上司には感謝しています。
当然ですが、
個人では産総研の門を叩くことはできません。
関係者からの直接紹介か、
共同研究のような契約関係の中でしか、
産総研の研究設備を見学させていただくことは
できないからです。
その点を考慮すると、この経験は、
私の研究開発職としてのキャリアにおいて
非常に貴重な機会になったと感じています。
また一方で、実は
キャリアカウンセラーとしてのキャリアにおいても
意味のある機会になりました。
どういうことかというと、
今回、研究開発の第一線で働いている方や
その職場環境に触れることができた経験は、
今後のキャリア相談に活かすことができる、
ということです。
働いている方のリアル、
いわゆる「現場感」というのは、
その場に直接身を置いて見なければわかりません。
業界地図や就活・転職情報サイトなどには
のっていない、貴重な一次情報です。
それを私は手に入れることができました。
特に私は、理系の方のキャリアに特化しているため、
研究開発職を志す新卒就活生などに向けては、
より本質的なキャリア相談・アドバイスが
できる状態に近づけたと感じています。
このように、
会社という組織の一員であるという
メリットを最大限活用すれば、
仕事以外のキャリアにおいても、
自分が手に入れたいスキルや経験を
手に入れることができるようになります。
個人事業主やフリーランスでは、
こういった経験をすることはできませんからね。
会社に縛られて働き続けるのは不健康ですが、
会社員という立場だからこそ
積んでいけるキャリアもあります。
ひとつひとつの仕事が
自分のキャリアにとってどのような意味があるのか、
どのように意味づけられるのか。
そこを考えながら働くことは
自律的なキャリア形成において非常に重要です。
何も考えずに働いていては、
いたずらに時間が過ぎてしまうだけですからね。
今回も、
ただ会社に言われたから産総研へ行った
というのでは、
「研究設備ってこんな感じか、フーン。」
で終わっていたかも知れません。
そうではなく、会社員であれば
会社という組織をうまく活用し、
会社にとっても、自分にとっても利益があるように
仕事の意味を考えながら働いていく。
それが、自律的なキャリア形成につながると
私は思っています。
今日はここまでです!
自分の中に、強さと優しさをもつこと
2022/07/23
おはようございます!
大阪市淀川区を拠点に活動しているキャリアカウンセラーの小坂(おさか)です!早いもので、7月も下旬になりましたね。気を抜いたら、あっという間に8月、9月と、季節が過ぎていくのだろうなと感じています。さて今日は、最近私が考えている、自分の中に「強さ」と「優しさ」を持つことについてお話をしたいと思います。私は、日々キャリアカウンセラーとして、大学生や社会人のキャリア相談にのっています。その中で、人と向き合う際には、「優しさ」だけではなく「強さ」も必要だと思うことがよくあります。ここでの「優しさ」とは、相手のことを想い、相手の思いや言葉を否定せずにそのまま受けとめてよりそう姿勢です。一方、「強さ」というのは、相手のことを思うが故に、本音で話をして時にはクライアントに対峙していく姿勢のことです。どちらも相手のことを想うのは共通していますが、その態度への表れ方は異なっています。強さと優しさ、どちらも深くとらえると難しいことなんですよね。 ただし、特に「強さ」に関しては、カウンセラーとしての私自身の課題だとも感じています。
以前、とある23卒の就活生の就活サポートをさせていただいた時のお話をします。彼は、緊張しているのか、不安なのか、どこか弱々しい口調で話をしてくれました。そんな彼に対して、私は、まず信頼関係を築こうと思い、彼のペースに合わせて対策を進めていきました。そして彼と関わる中で、「就活を進める上で、ここは彼の課題だな。」と感じるポイントを見つけました。ところが当時の私は、このように考えてしまったのです。「彼には課題があるけど、 今の彼にはまだ早いかも知れない。 ここで指摘したら、彼は自信を失うし、 私との関係もギクシャクしてしまうかも?」結局、私はその点についてはアドバイスをせずに、言葉を飲み込んでしまいました。その後、就活は進んでいきましたが、残念ながら彼は、第一志望の会社からは内定をいただくことはできませんでした。その後、採用担当からの面接フィードバックがあったそうなのでその内容について彼に聞いてみました。すると、なんと私が心配していた彼の課題がそのまま不採用に直結したということがわかりました。その事実を知った時、私はキャリアカウンセラーとしての自分のことが情けなくなりましたし、自分にめちゃくちゃ腹が立ちました。これからの社会人人生を生きる上で、ファーストキャリアの選択は非常に重要です。そんな大事な機会を考える時に、カウンセラーの弱さや忖度によってその機会を台無しにすることは許されないと思いました。当時、どうするのが正解だったかはわかりませんが、優しさだけでは本質的に人の役に立つことはできない、そう痛感した経験でもありました。
また、私のメンターからも、「小坂さんは優しすぎる。 本気で人の役に立ちたいなら、 もっと強さを出していったほうがいい。 そこが小坂さんの伸び代じゃないかな?」と言っていただいたことも、重なりました。そこから、私は特にカウンセリングの現場では「強さ」を意識するようになりました。何も相手と言い争いをするわけではないし、相手を否定するわけでもありません。でも、伝えないといけないことはしっかり伝える。自分が嫌われることよりも、キャリア相談の目的にコミットするほうが大切です。強さを持って、人と対峙すると何が起こるか。キャリアカウンセリングの場においては、相手と自分の間にほどよい緊張感が生まれるのです。その緊張感があってこそ、クライエントはクライエント自身と本気で向きあう姿勢になることもできる。逆に、強さがないとどうなってしまうのか。相手のご機嫌をとったり、なにか忖度して話をすることで相手との関係を保つことが優先になってしまいます。たしかにお互いに、心地よいかもしれません。ですが、わざわざ自分と向き合う時間を作って相談に来られた中でこれをやってしまうと、本気で自分と向き合う機会を、カウンセラー側が奪うことになります。そんな関わりでは、ただの「仲良しごっこ」になってしまう。私のカウンセリングサービスは、仲良しごっこの時間を提供しているわけではありません。本気で自分の人生と向き合い、自分の力で自分の人生を選択して生きていく。そこにコミットできるように、私は日々、「強さ」を意識しています。とはいうものの、私はこの「強さ」を持って人と接することはなかなか苦手なんですけどね。ここは、私の課題でもあります。
まだまだ未熟さを感じていますが、大切な姿勢はブレさせずに、これけらも目の前の方に向き合っていこうと思っています。今日はここまでです!
日本人が知っておきたい、「通貨分散」の重要性
2022/07/16
おはようございます!
大阪市淀川区を拠点に活動している
キャリアカウンセラーの小坂(おさか)です(^-^)
今日は、
日本人が知っておきたい、「通貨分散」の重要性
というテーマでお話ししたいと思います。
※ちょっと難しい話も入りますが、
大切なことなので読んでいただけたら嬉しいです
最近、ドル円のチャートを見ていると、
今や135円前後は当たり前で、
140円台も突破しそうな勢いになってきました。
2022年3月頃の時点では
ドル円は115円付近だったことを考えると、
こんなに短期間でドル円が動くのは、
本当に異常事態だと思います・・
この急激な円安は、
日本とアメリカの金利差がひらき、
円安方向に圧力がかかっているのが、
主要な原因と考えられます。
日米の経済政策の差から、
今後日米の金利差が小さくなるとは考えにくいため
もしかしたらもっと円安に進む方向に
なるかもしれませんね。
円安ということは、
日本円がドルに比べて安くなっている、
つまり、日本円のという通貨の「価値」が、
低下しているということです。
円安になると、
輸出企業は収益が上がりますが、
食糧・エネルギー自給率の低い日本にとっては、
物の値段が上昇してしまうため、
一般個人の家計は苦しくなります。
これは消費の冷えこみにつながり、
景気も悪くなることが予想されます。
なんだか暗い話ばかりになり、
考えるのも嫌になりますよね・・
こんな時には、
いったいどうしたらいいのでしょうか?
社会の流れを変えることは難しいですが、
個人レベルでできる対策はあります。
それは、
「日本円以外の、外貨・外貨建て資産を持ち
通貨分散をする。」というものです。
例えば、
資産の半分を米ドル・ドル建て資産で持っておけば、
円安になった時にはその価値が上がります。
そうなると、
日本円の価値は下がっても
米ドルの価値は上がっているので
資産全体ではプラマイゼロになります。
このように、
通貨を分散して持っておけば、
為替に対するリスクヘッジができ、
自分の資産全体を守ることができるのです。
たとえ世界情勢が大きく動いたとしても、
その影響を小さくできるので、
不安定な時代を生きていく私たちにとって
とても大切なことだと私は思っています。
ところが日本人は、
大半の人が日本円しか持っていない
という状況です。
そもそも、
通貨分散という発想が無い、
その重要性を知らない
というケースも多いです。
かくいう私も、
数年前までは外貨分散など
全く意識すらしてませんでしたからね。
今でこそ、
私の資産はすでに半分以上
外貨建て資産に移していますが、
当時の私は、
「お金といえば、日本円のことである」
「外貨に変えたら、お金が減った気がして嫌だ」
そんなふうに思っていました。
日常的に生活する上では円しか使わないので
「お金と言ったら、日本円のこと」
という思いこみは、
生まれて当然なのかなぁとも思います。
ただ実際は、
全通貨の取引高にしめる日本円の割合は、
たった10%ほどです。
取引高全体の10%を占める、
というのは、他の通貨と比較すると
そこそこ大きい割合なのですが、
それでも全世界の通貨で考えると
たった10%なわけなのです。
ちなみに、一番取引高が大きいのが米ドルで、
通貨全体の約45%を占めています。
さすがの基軸通貨ドル、
と言ったところですね。
こういった通貨分散の話を、
台湾人やアメリカ人の友達にしてみると、
こんな反応が返ってきます。
「日本にいるけど、生活費以外の
資産は台湾ドルでもってるよ。」
「円安になったから、
ドルを円に変えて、日本の不動産を買ったよ。」
彼らにとっては、
通貨分散なんて当たり前、といった様子です。
日本人の常識は、世界の非常識
といったことは、往々にしてあるようですね。
今日は、
日本人が知っておくべき、通貨分散の重要性
というテーマでお話ししました。
これからの日本社会を生き抜いていく上で、
こういった金融リテラシーを身につけて
実践していくことは非常に大切です。
何もせずにいると、円安とインフレに負けて
自分が持っているお金の「価値」が、
目減りしていってしまいます。
大切なお金だからこそ、
しっかり守り、しっかり増やす。
日本の現状をしっかりとらえた上で、
必要な準備を今からしていきましょう!
今日はここまでです!
何度でも、初心者になる
2022/07/09
こんばんは!
大阪府淀川区を拠点に活動している、
キャリアカウンセラーの小坂です(^-^)
今日は、私が母との関わりの中で
教えてもらったことについてお話しします。
私の母は、今実家にいるのですが、
今年で小学校の先生を退職して
悠々自適なセカンドライフを過ごしています。
心配性の母なので、
毎週LINEを送ってくれるのですが、
「今は時間ができたから、
いろんなことに挑戦しているよ〜」
と、そんな話をよくしてくれます。
最近では、ガーデニングや太極拳、
歌の教室にも行っているようですね。
昔私が小学生だった時の担任の先生に、
20年ぶりに会ったりなど、
素敵な出会いもあったそうです。
アクティブにいろんなことに挑戦をしている母の姿に、
「すごいなぁ・・」
と思うことがたびたびあります。
そこで母にある時、
「いつも話を聞くたびに
新しいことに挑戦していてすごいね。」
と言ったことがあります。
すると、母からはこんな返信が返ってきました。
「何もしないと、元気がなくなっていくからね。
何度でも、初心者になる気持ちで
いろんなことに挑戦しているよ。」
このメッセージを見た時、
何度でも初心者になる
という言葉が自分の中で響いていました。
何気ない両親との関わりの中からも、
自分のやりたいこと・ありたい姿につながるヒントを
もらえているような気がしています。
今の自分を過信せずに、
小さくまとまらずに、
失敗を恐れずに。
これから先、
何度でも初心者になる気持ちで、
いろんなことに挑戦していきたいですね!
今日はここまでです!
2022/07/02
こんにちは!
大阪市淀川区を拠点に活動している
キャリアカウンセラーの小坂(おさか)です。
7月に入り、暑い夏がやってきましたね。
毎年、夏ってこんなに暑かったっけ?
と思いながらこの時期を迎えています。
そして、7月になったということは、
2022年も、もう半年が過ぎた、ということです。
本当に、時間はあっという間に過ぎる
ということを実感させられます・・
どんな1日も大切に、
かみしめながら生きていきたいですね。
さて、実は昨日、
服部緑地公園で焚き火を楽しんできました。
私の友達がジモティーで募集をかけてくれたので、
はじめましての人も含め4人で焚き火を囲みました。
参加した方の中には、
アウトドアがとても好きな方がいて、
たき火やアウトドアのグッズを
たくさん持ってきていただいたので、
とても快適なたき火会となりました。
炎のゆらぎや、パチパチという音を聞いていると、
自然とリラックスできるので不思議なものですね。
ジモティーで繋がった方々とも、
はじめましてだったのにも関わらず、
一緒にたき火をして、ご飯を食べているうちに
自然と打ち解けて話がはずみました。
普段はなかなか話す機会のない、キャリアの話や新卒就活、
転職の話などもあり、興味深い話がどんどん引き出されてきました。
また、夜もふけてきた頃、耳を澄ますと、
虫の鳴き声が聞こえたり、
遠くで人の話す声が聞こえたり、
たき火のパチパチという音も聞こえてきて、
その空間にいることでとてもリラックスできました。
本当に、静かな時間が流れ、
さわやかな風が吹いていましたね。
今、ここにしかない時間、
ここでしか話せないこと、
ここにこなければ生まれなかった繋がりがある。
そんなことを、
たき火を見ながらぼんやり感じていました。
一度しかない人生の中で、
楽しい時間、豊かな時間を増やしていきたい。
あらためて、そう思いました。
これからは夏本番をむかえて、
楽しいイベントも増えてきますね。
私も、今年はどこへ行こうかなと
ワクワクしながら計画しているところです。
ただし、
今年は去年よりも早く気温が上がっているため、
まだ体が暑さに慣れていない可能性があります。
くれぐれも体調管理には気をつけて、
しっかりこれからのシーズンを楽しみきりましょうね!
今日はここまでです✨