ひとりひとり響く言葉は違う
2022/01/15
こんにちは!
大阪市淀川区を拠点に活動している
キャリアカウンセラーの小坂(おさか)です。
最近、キャリアカウンセリングをしている中で、
しみじみと思うようになったことがあります。
それは、
全く同じ話をしているのに、
人によって響く部分は全然違う
ということです。
例えば、
転職に関する相談において、
私自身が実際に経験してきた転職談を
よく話をすることがあります。
私個人としては、
転職にとらわれず、
どんな状況からでも、
こうなりたいという本気の思いがあれば道が開けてくる
ということを伝えようとしています。
ですが、自分が主に伝えたかったこととは
別の部分が響くこともあります。
例えば、
「キャリアチェンジのモチベーションを
維持する方法がとても参考になりました!」
と言う方もいれば、
「小坂さんの話を聞いていると、
今の職場でもまだやれることがあるんじゃないかと
思えてきました。」
と言う方もいます。
不思議なもので、
あれ?私そんなこと言ったっけ?
みたいな解釈をされて、
勝手に納得されることもありますが、
私はそれでもいいと思っています。
それは、
クライエントが私と時間を共有する中で
受け取ったメッセージであり、
導き出した言葉でもあるから。
それを、無理やり私が修正するのではなく、
本当にそれでいいのかどうか、
クライエント自身が自分ごとになり、
考えてもらう。
そんなかかわりが、
本質的にクライアントへのギフトになると
私は信じています。
自分が伝えたいことを伝えるのではなく、
クライエントが何かを受け取りやすい
環境や時間をつくること。
そこを意識しながら、
キャリアカウンセリングをやっていこうと
私は思っています。